シンプルに生きる/日常生活の見直し

煩雑な日常に忙殺されて、理想と現実とのギャップを感じつつ、毎日が目まぐるしく過ぎてゆく・・。そう感じている方も多いことでしょう。

その原因は・・？
あなたを取り巻くモノ、コト、思い、とらわれている感情など、ムダが多く、複雑化しているということが大きな要因かも知れません。

ムダなモノ、コトなどに奪われている、あなたの貴重な時間や労力を、一度立ち止まって見つめてみましょう。身のまわりをシンプルにして、自分らしく生きる毎日を取り戻しませんか？

シンプルに生きること

シンプルに生きるというと、ミニマリズムのように極端にモノをなくしたり、何もない空間で生活したりすることをイメージするかもしれません。

ここで目指すのは、そうではなく、自分にとって不要なモノ、コトを取り除き、浪費している時間やお金、労力を取り戻すこと・・。

これはミニマリズムとは似て非なるものです。帰った時にホッとくつろぐソファ、窓を覆うカーテンもない、極端にモノを省いた何もない部屋で暮らすことではありません。

身のまわりにある多くのモノ、コトからムダをなくし、あなたの幸せを妨げる不快な感情を追い出し、心を豊かに暮らすことです。

ムダなモノものだけでなく、ムダなコトに囲まれてもいると、物事の本質を見失ってしまいます。

詰め込みすぎの収納、考えることでいっぱいいっぱいの思考・感情から、余計なものを間引きして、シンプルに風通しをよくすることが大切です。

結果、時間や空間、気持ちに余裕が生まれ、物事の本質が見えてくるようになるはずです。

身のまわりをシンプルにすると、ムダなモノ、コトに費やしていた時間やお金、労力が手元に残ります。その分をあなた自身のために使うことができるのです！

心を豊かにし、自分を幸せに、より良い人生に変えられるのが、「シンプルに生きる」ことなのです。

「シンプルに生きる」ためにまずすべきこと、それはまず自分自身と向き合うことです。

誰かが「これを捨てればいい」と教えてくれるわけでもなく、「この思いを手放せば幸せになれる」という正解があるわけでもありません。答えは向き合うあなた自身の中にあります。

あなたのまわりに今あるムダを見つけましょう。ここがスタートです。

お金や時間のムダ遣い以外にも、何かとムダにしていることがあるのに気がつくでしょう。

いらないモノを置いているだけのスペースにも、家賃は発生！しています。まだ若いし自分は病気にならない、と軽視している健康にも、意識を向けましょう。

あると便利なのでつい手元に置いてある、だけれど、なくても大丈夫なモノはありませんか？

使い道が限定される便利グッズ、電化製品の取扱説明書、キッチンで場所をとる水切りかご、玄関・リビングなどいたるところに敷いているマット類など・・。

モノ以外にも、とりあえず成り行きで付き合っているだけの人間関係、入会したまま通っていないジム、契約した後一度も見直していない保険や携帯料金など、意外とありそうですよね。

見て見ぬふりや、胸の奥にしまい込んでいる感情、仕方ないからと諦めていること、もう手放してしまいたい思いはありませんか。

将来の見通しが立たないという焦燥感、親の期待に応えられない罪悪感、失うことや変化することへの不安など・・。

そんな不快な思いをひとつひとつ手放すことが、自分を幸せにすることにつながります。

人によく見せようとしている偽りの、仮の自分を、本当の自分だと錯覚してはいませんか。ありのままの自分の内面を知りましょう。
ex.
・こうなりたいことベスト10＆こうはなりなくないワースト10は？
・今我慢していること、夢中になっていること、困っていることは？

人間関係を冷静に見つめることは、あなたの幸せを守るために、とても大事なことです。
ex.
・家族との問題で解決したいと思っていることは？その方法は？
・無理して付き合っている人は？その理由は？

どんな暮らしをしたいか、どんな仕事や働き方をしたいか、今一度深く自分自身に問いかけてみましょう。理想と現実とのギャップを把握することで、解決策が見えてくるはず。
ex.
・仕事とプライベートのバランスはどう？
・さまざまな制限がなければ実行したいことは？

今は思い通りにいかないこと、今すぐ変えることは難しいこともあるでしょう。そんななかでも、少し先の未来を見据えておくことが、今後の道しるべとなってくれるはずです。
ex.
・5年後、10年後、20年後になっていたい自分像は？
・自分の人生の目的や使命は何だと思う？

「シンプルに生きる」ことは、あなたらしく生きること。

脳はイメージしたことを引き寄せるとも言います。

身のまわりをシンプルに整え、自分自身と向き合うことを心がけて、「あなたらしい」生活を目指してください。